東京都のかえつ有明中・高等学校で10代のデジタルエチケットプログラムを実施
2023年7月1日にかえつ有明中・高等学校の中学2年生に10代のデジタルエチケットプログラムを受講していただきました。
10代のデジタルエチケットプログラムを受けていかがでしたか?
【生徒の感想】
これまでの授業でも情報の引用方法などは学んでいたので、ある程度、著作権がどういうものかは先生から教わってたつもりでいました。でも、今回のプログラムで学んだように、実際には、ケースバイケースの事案があったりして、これまでの学びだけでは不足していることをプログラムを通して感じました。また、まとめ動画を作る人たちの中には、悪意がある人ばかりではなく、推し活のような可能性もあるという新しい視点が得られたこともよかったです。
普段から動画を見てる自分にとっても、今回のような事例は身近な内容です。作った人によって違反や違反じゃない判断基準が違うので、 些細なことでもすぐに犯罪に繋がる可能性があるということは、ものすごく怖いことだと感じました。
これまでは、個人的なものであれば大丈夫だと思っていましたが、軽はずみな気持ちで発信するとすぐに違反になる可能性もある。これからは、軽い気持ちで著作物は扱わず、本当に気を付けていきたいと思います。
【先生の感想】
まず、この切り口での授業プログラムは、現時点では他ではあまり行われていないものだと思いますので、非常に貴重な機会だったと感じています。本当にありがとうございました。
これまで学校でも、参考文献の引用方法などについては指導してきましたが、著作権に絡んだクリエイターの話や、クリエイター側のコンテンツといった概念は生徒側にも入ってないところでした。ですので、今回のプログラムで取り上げられたクリエイターの視点を含んだワークは、生徒たちにとっても参考になる内容だと感じました。
これから、他のクラスでもプログラムを活用し授業を進めていきますが、その時は、クリエイターの視点だけではなく、見る側の視点からも考えるワークを取り入れていきたいと考えています。実際のSNS上では、意図せずに目にしてしまうコンテンツが数多く存在します。その中で、どのように対処すべきかをより深く考えていきたいと思っています。
今回は、中学生を対象にした授業でしたが、同じプログラムを高校生に対して実施すると、異なる反応が得られるのではないかと考えています。高校では、中学生よりも外部との連携を取りながらプロジェクトを進めていることがあります。また、公の場でプレゼンテーションを行う機会もあるため、このプログラムについてできるだけ早く情報を共有したいと考えています。