2024.10.10

福岡女子商業高等学校で10代のデジタルエチケットプログラムを実施

2024年10月10日に福岡女子商業高等学校の2年生に10代のデジタルエチケットプログラムを受講していただきました。

10代のデジタルエチケットプログラムを受けていかがでしたか?

【生徒の感想】

今日のプログラムを受けて、身近なものにも著作権が関わっていることや、SNSで気づかないうちに著作権を侵害しているコンテンツに触れてしまうことがあると分かりました。これまでも授業で肖像権や著作権について学んでいましたが、今日、トムさんのストーリーを聞いて、改めて自分もそうしたコンテンツを見ていたことに気づき、今後はもっと注意しようと思います。

トムさんの映画に関する話も印象的でしたが、特に最初の○×クイズが良かったです。正解はしていたものの、曖昧だった知識がはっきりし、子どもが作ったものも著作権の対象になることを知り、「自分も著作権を持つことができるんだ」と実感しました。自分の作品をもっと大切にしようと思いました。

最近、学校ではお弁当の絵を描くプロジェクトに参加しています。このプロジェクトでは、外部の企業とコラボしてお弁当を作り、それを販売する活動を行っています。生徒が企業に働きかけて協力を得ているのですが、その中で描いた絵が商品化されることもあるかもしれません。今日のプログラムで学んだことが現実の活動にもつながっていることを感じました。

福岡女子商業高等学校 2年生 靳 果奈さん

【先生の感想】

今回のプログラムは本校生徒にとって貴重な体験だったと感じております。
情報コースの2年生を対象に授業をしていただきましたが、
普段の授業とは異なった雰囲気の中で生徒たちが主体的に学習する姿が見受けられました。

授業内では、生徒自身が当事者となってもおかしくないような事例を取り扱って頂きました。
昨今はただコンテンツを閲覧するだけでなく、自ら発信する生徒も散見されます。
映像やイラストを用いた、視覚的に分かりやすい教材で著作権を学ぶことで、
教科書と板書だけの学習では身につけることのできない当事者意識を
今回の授業で身につけた生徒が多いのではないかと思います。

今回は2クラスのみの実施でしたが、情報コースに限らずすべての高校生が
受講する価値のあるプログラムだと感じました。
また、著作権については生徒が継続的に意識し続けることに意味があると思うので、
普段の授業でも主体性を引き出す取り組みを増やしていきたいです。

福岡女子商業高等学校 教諭 森泰雅 先生