横浜創英中学・高等学校で10代のデジタルエチケットプログラムを実施
2025年10月7日と10月11日に横浜創英中学・高等学校の生徒に10代のデジタルエチケットプログラムを受講していただきました。


10代のデジタルエチケットプログラムを受けて
【生徒の感想】
私は動画編集を趣味でやっているのですが、これまでも「これって著作権的に大丈夫なのかな」と思うことが多々ありました。推しの写真集を動画にまとめたり、テンプレートを使って編集したりしていますが、著作権に引っかかるかもしれないと思って、SNSにはあげずに自分の自己満足のために作っています。授業を受けて、意外だったのは、AIが作ったものでも人が創作的に手を加えたりしたら著作物になる(可能性がある)ということです。とても勉強になりました。AIのルールは日々変わっているので、これからも注意していきたいです。これから先も動画編集をすることがあるので、そのときは著作権に引っかかるものをちゃんと注意して動画を作っていこうと思います。

【先生の感想】
この度は貴重な講義を誠にありがとうございました。今回の講義は、これまで「著作権は守らなくてはいけないもの」と、漠然とした義務感だけで捉えていたテーマについて、その本質を深く掘り下げる大変有意義な機会となりました。
特に、単なる概念の説明に留まらず、具体的な解説やクイズを交えて構成されていたことで、「著作権とはどのようなもので、なぜ守らなければならないのか」という根本的な問いが、受講者自身の問題として強く響きました。
結果として、抽象的だった知識が、自分自身の行動や判断に直結する自分ごととして捉えられるようになったのが、今回の最大の収穫であったと感じています。
また、私たち教員は、日々の授業という場では例外的に著作物の使用が認められているため、ともすれば著作権侵害の問題を他人事のように感じてしまいがちです。しかし、この講義を通じて、教育現場での適正な利用範囲や、私たち自身が情報発信者・クリエイターとなる場面における著作物との付き合い方を、改めて深く考えるきっかけとなりました。
一人ひとりが著作権の意義を正しく理解し、授業内外で倫理的な行動をとることの重要性を再認識させてくれる、大変質の高い講義でした。心より感謝申し上げます。


